信念
輸入青果業界に関心を抱いたのは、多くの友人が国内農産物の若き生産者の後継者で ありながら、将来の日本農業について不安を抱えていたことである。1980年代から、後継者問題などにより、国内果実の生産量の落ち込みが危惧されていた。そのため、今後、果実の消費を保つには、輸入果実が必要であり、重要性も高まると感じた。 その中、国内生産者である友人の存在を意識し、国内で生産が難しい果実を積極的に販売する目標が青果業界の一歩となった。その時から、まだ、日本では馴染みのない熱帯果物(パパイヤ・マンゴー・アボカドなど)を育てる思いが、今日まで続いている。
想い
美味しい果物を提供するのは当たり前であるが、熱帯果物は、意外と難しいとされる。
果実は、食べ頃に熟すまでの過程が重要であり、それには、係わりを持つ人達の意識により、大きな分岐点となる。良質の果実を生む農園、収穫のタイミングを逃さず、日本向けに誇りを持って取り扱う生産者、そして、輸入されてから丁寧に熟度管理を行う市場流通のプロ達との信頼感によって、美味しい果物が仕上がる。丹精込めた果実を出来るだけ多くの消費者に届き、感動を与えることが出来る企業を目指している。