チェリーとは
主にアメリカ西海岸で取れるサクランボですが、アメリカンチェリーの歴史は16世紀~17世紀にヨーロッパからアメリカ大陸へ渡ったのが始まり、18世紀以降から栽培が盛んとなり、ワシントン州を中心に発展しました。
日本向けでは、カリフォルニア産のスタート時期として、早稲種のブルックス、ツラーレ、ガーネット、シェラン種と続き、そして、代表品種のビング種 が主力となります。
アメリカで、生の果実として出回るほとんどがビング種であります。果肉は濃い赤紫色、果汁も濃紫色で、その色からダークチェリーとも呼ばれ、味は酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。
栄養成分・効能
アントシアニン、フラボノイドが含まれて、アントシアニンは活性酸素から目の粘膜を守り、視力回復や眼精疲労に効果的と言われ、また、血液をサラサラにする作用もあり、高血圧や動脈硬化の予防にも効果的です。
フラボノイドは少量の摂取でも抗酸化作用が強力で、心筋梗塞など生活習慣病の予防に効果的とされています。
主な栄養成分(可食部100gあたり)
カロリー(60kcal)
コレステロール(0mg)
脂質(0.2g)
炭水化物(15.2g)
タンパク質(1.0g)
食物繊維(1.2g)
カロテン(98mcg)
ビタミンE(0.5mg)
ビタミンB1(0.03mg)
ビタミンB2(0.03mg)
ナイアシン(0.2mg)
ビタミンB6(0.02mg)
葉酸(38mcg)
パントテン酸(0.24mg)
ビタミンC(10mg)
ナトリウム(1mcg)
カリウム(210mg)
カルシウム(13mg)
マグネシウム(6mg)
リン(17mg)
鉄(0.3mg)
(出典:五訂日本食品標準成分表)