マンゴスチンとは
東南アジア原産のオトギリソウ科に属する植物で、原産地はマレー半島と言われています。
白濁果肉は上品でさわやかな甘さは、「果物の女王」とも呼ばれています。
ただし、この異名には、大航海時代に7つの海を支配した大英帝国のビクトリア女王が、この珍しい果実を食し絶賛し、「世界で最も美味しい果物」と称号を与えた由来でもあるようです。
マンゴスチンは栽培の難しい果樹であり、初期では遮光が必要で水捌けの良い酸性土壌と生育温度25~30℃、年間降水量1,500mmを想定した灌水などの条件で、実生から結実まで8~12年程度必要とする。
この一面からも気難しい果物の女王のようです。現在はマレーシアをはじめ気候の似た地域であるタイ、ベトナム、フィリピンなどの農園で栽培されています。
栄養成分・効能
特にカリウム・マグネシウムが豊富で、亜鉛等、重要ミネラルとビタミンB1・食物繊維。
また、赤紫の果皮は、タイでは「神の食べ物」と呼ばれ、その理由は、キサントンと呼ばれるポリフェノールの仲間で、抗酸化に有用な成分を豊富に含んでいます。
主な栄養成分(可食部100gあたり)
カロリー(39kcal)
炭水化物(18.4g)
タンパク質(0.5g)
食物繊維、総規定量(2.0g)
カルシウム(11.0mg)
リン(17.0g)
鉄分(0.9mg)
(出典:米農務省標準的基準栄養データベース)
主な効能
抗炎症作用
食べ方