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パイヤとは

パパイヤは、世界の熱帯及び一部の亜熱帯地域で広く栽培されているトロピカルフルーツを代表する果物です。又、「黄金の果物」「メディカルフルーツ」とも呼ばれ、「木瓜」「チチ(乳)ウリ」の名もあります。

その中でも最高品種の「カポホ・ソロ」は、ハワイ諸島 の中でももっとも大きく、ビックアイランドとも呼ばれるハワイ島「カポホ周辺」で生育され、その気候風土は、昼は灼熱の太陽が燦燦と降りそそぎ、夜は涼しい気候、そして、今なお活動を続けるキラウエア火山の麓の溶岩土壌は、独特な甘さと香りを育てる最適な環境をもたらしています。

パパイヤはコロンブスが「天使の果物」と名づけて絶賛した貴重なフルーツでもあります。

養成分・効能

パパイヤは食品成分ではトップランクの果物 ワシントンD.C.に本部を置く「公益科学センター」は、食品成分表に基づいて「ファンタスティック・フルーツ」というランキングを作成し、果物が含む(ビタミンC、葉酸、カリウム、鉄分、カルシウム、食物繊維、及びカロテノイドの)6つの重要栄養素の一日の摂取量率を合計した得点で様々な果物を評価しました。するとパパイヤは、今まで健康に良いとされていたオレンジ、りんご、バナナなどの得点を上回り、見事にベスト5入りしたのです。

パパイヤは、優れたビタミンC供給源であるだけでなく、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、リコピンの4種のカロテノイドという抗酸化性栄養素に加え、ブロッコリーとほぼ同等のイソチオシアネートを含有することが研究から明らかになりました。

イソチオシアネートは、毒消し成分が含まれ肝臓の解毒酵素の働きを良くして、有害物質の無毒化するのに役立つ。このような特徴をもった果物は、他にはありません。この研究結果は、古代には「メディカルフルーツ」と呼ばれていたパパイヤの民間薬的利用に関する科学的根拠を与えるだけでなく、高機能性果物・野菜としての応用にも期待が高まります。

な栄養成分(可食部100gあたり)

カロリー(39kcal)

コレステロール(0mg)

総脂質—脂肪(0.14g)

炭水化物(9.81g)

タンパク質(0.61g)

食物繊維、総規定量(1.8g)

カルシウム(257mg)

亜鉛(0.07mg)

ビタミンA(1094IU)

ビタミンB、総葉酸(38mcg)

ビタミンC(61.8mg)

ビタミンE、アルファ・トコフェロール(0.73mg)

ベータカロチン(276mcg)

(出典:米農務省標準的基準栄養データベース)

な効能

貧血予防、高血圧予防

動脈硬化予防、脳梗塞予防

心筋梗塞予防、がん予防

風邪予防、美容効果

糖尿病、骨粗しょう症

肉の硬化

現在、ハワイから輸入されるパパイヤは、植物防疫法により現地にて蒸気の熱で消毒(蒸熱処理)を行うことが義務付けられております。

通常はこの蒸熱処理により果物に障害が生ずることはありませんが、急激な気温の変動や降雨量の増大などにより、パパイヤが生理的に弱くなっている場合、果肉の硬化が起こることがあります。

果肉硬化がおこるメカニズムを簡単に説明しますと、熱により果物を熟させる物質「エチレン」の合成が阻害され、この結果、果実を柔らかくする酵素の活性が阻害され、柔らかくならない部分が残ってしまいます。

パパイヤは一本の木から一年中収穫される果実ですが、ハワイにも季節の変化があり、雨の多い「冬(11月~3月)」に向かうこととなります。

この時期では、気温が徐々に下がっていることに加え、日中も降雨のある日が増えております。パパイヤにとっても季節の変り目は、生理的にやや弱くなる時期のため、収穫のタイミングや取扱方法を調整することで、出来る限り生理的に弱い果実が混入しないよう注意しての産地出荷を行っています。

べ方

入時期